コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2010年1月26日、偏波面保持シングルモードファイバーからアライメントフリーで、かつ長期にわたり安定した発振出力を実現する小型LDモジュールCUBETMFPのラインナップを拡張した。
CUBE FPシリーズに新たに加わったモデルは、波長405 nm (出力50 mW)、445 nm (25 mW)、488 nm (30 mW)、640 nm (30 mW / 75 mW)、660 nm (75 mW)の6モデル。ファイバー端の出力はこれまでのモデルと同様、用途に応じコリメートされたビーム出力とFC/APCコネクターが選択可能である。また偏波面保持のシングルモードファイバーを用いているため、優れた空間モード質(M2<1.1)と高い偏光消光比が維持されている。
ファイバーカップリングモデルでありながら、小型、高性能、アライメント(メンテナンス)フリー運用を同時に実現したCUBE FPシリーズは、He-Neアルゴンレーザ、He-Cdレーザや他の波長変換技術を用いたレーザの置き換え光源として理想的であり、フローサイトメトリー、コンフォーカル顕微鏡、メディカルイメージング、高スループットドラッグディスカバリーやゲノム研究のようなバイオ応用に最適である。また優れたビーム質、柔軟なデリバリーオプション、長期に渡る高い出力安定性などの特長により、装置組込み用途に適している。加えて、既存のCUBE FPモデル同様、新モデルも低ノイズで、高速変調機能を標準装備している。
なお、Legend Elite Duoの標準モデル同様、HPモデルは再生増幅器に2つのシングルパスステージを採用している。このデザインにより、マルチパスデザインを採用した増幅器と比較し、より優れたビーム質、安定性、効率を実現する。
主な仕様- 波長(出力):
- 405 nm (50 mW)
- 445 nm (25 mW)
- 488 nm (30 mW)
- 640 nm (30 / 75 mW)
- 660 nm (75 mW)
- 光ノイズ(20 Hz〜10 MHz):<0.2% rms
- 最大デジタル変調周波数:150 MHz
- 最大アナログ変調周波数:350 kHz
- フローサイトメトリー
- コンフォーカル顕微鏡
- メディカルイメージング
- ドラッグディスカバリー
- ゲノム研究
- 完全メンテナンスフリー設計 (調整不要)
- 長期にわたり優れた安定性を維持
- 高性能(低ノイズ、優れたビーム質)
お客様からのお問い合わせ先
コヒレント・ジャパン株式会社 営業部
TEL:03-5365-7100
E-mail: sales.tokyo@coherent.com
プレス・報道関係者からのお問い合わせ先
コヒレント・ジャパン株式会社 マーケティングコミュニケーション部
TEL 03-5365-7122
E-mail: marcom.tokyo@coherent.com
記載内容はリリース時点のものでその後変更されている可能性があります。
掲載日2010年1月27日