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全固体連続発振UVレーザ 出力250 mWモデルをリリース

全固体連続発振UVレーザ

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2010年1月26日全固体連続発振UVレーザGenesisTM355シリーズに出力250 mWモデルGenesis CX355-250 (波長:355 nm、出力:250 mW、TEM00モード)を新たにラインナップした。

新製品Genesis CX355-250は、他のGenesis 355シリーズ同様、独自のOPSL(光励起半導体レーザ)技術を採用した、完全連続発振の全固体UVレーザである。OPSL技術の本来の利点により、低ノイズ( <0.5% )と高出力を同時に実現するため、バイオ装置のSNの向上に貢献できる。さらに、優れたビーム質TEM00 (M2<1.2)により、回折限界に近い微小スポットへの集光を実現する。

この新モデルの高い出力は、フローサイトメトリーのようなライブセル応用の高速化を実現する。以前は、連続発振の全固体高出力UVレーザが存在しなかったため、この応用にモードロックレーザの採用が検討されていたが、そのピークパワーがソートした細胞のDNAに致命的なダメージを与える危険性が懸念されていた。またGenesis CX355-250は最新の高スループットサイトメーターや、HoechstやIndo等の色素を最適に励起するために、短い波長と低いM2ビームを必要とするコンフォーカル顕微鏡用途にも最適な光源である。さらには、従来アルゴンイオンレーザやパルス発振のDPSSレーザ、I線の水銀ランプが使用されていた半導体非破壊検査応用、UV感光樹脂を用いた光造形や印刷機器、あるいはレジストへの直接描画及びマーキングやディスクマスタリング応用など、幅広い応用で置き換え光源として最適である。

なお、Legend Elite Duoの標準モデル同様、HPモデルは再生増幅器に2つのシングルパスステージを採用している。このデザインにより、マルチパスデザインを採用した増幅器と比較し、より優れたビーム質、安定性、効率を実現する。

主な仕様
  • 波長: 355 nm
  • 出力: 250 mW (CW発振)
  • 空間モード:TEM00 (M2<1.2)
アプリケーション
  • フローサイトメトリー
  • コンフォーカル顕微鏡
  • 半導体非破壊検査
  • ディスクマスタリング
  • 直接描画
  • 光造形
特長
  • 高出力
  • 低ノイズ
  • 優れたビーム質

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掲載日2010年1月27日