コヒレント・ジャパン > プレスリリース チタンサファイアレーザ励起用 低価格/低ノイズグリーンレーザ

チタンサファイアレーザ励起用 低価格/低ノイズグリーンレーザ(7Wモデル)をリリース

チタンサファイアレーザ励起用 低価格/低ノイズグリーンレーザ

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2010年1月26日独自の光励起半導体レーザ(OPSL)技術を採用した低ノイズCWレーザ VerdiTM Gシリーズの新たな高出力モデルVerdi G7(波長: 532 nm、出力: 7W)をリリースした。

主にチタンサファイアレーザの励起光源として設計された新製品Verdi G7は、優れたモード質(TEM00)で7Wの高出力でありながら、その他のマルチ縦モード発振のダイオード励起固体(DPSS)レーザに比べ、より高信頼性、低ノイズ(<0.03% rms)、低ランニングコスト運用を実現する。その高信頼性は長期保証(2年ないし10,000時間)で特徴付けられている。

光励起半導体レーザ(OPSL)技術では励起時間の短い半導体チップが用いられるため、通常のマルチ縦モード発振DPSS(波長:532nm)レーザでみられる“グリーンノイズ”を抑制することに成功している。これによりVerdi Gは、シングルモード発振ではないが低ノイズを可能としている。また、十分な冷却を可能にした構造を採用することで、他のDPSS技術を用いたレーザで問題となる熱レンズ効果を回避している。その結果、Verdi Gは優れたビーム質や小さい拡がり角、優れたビーム位置安定性を維持しながら、適切な出力をスムーズに制御することに成功している。またOPSLではシングルダイオードアレイを使った非常に効率的な設計により、長期的に運用コストを低減できるという利点もある。

Verdi G7は、分光システムやポンププローブ法、材料研究などに使われる短パルス及び連続発振のチタンサファイアレーザの励起光源として必要充分な性能を備えている。OPSL技術は、これらの応用分野においてMantisTMに代表されるコヒレント社の最先端ワンボックス型フェムト秒オシレータの励起源として既に搭載実績があり、その信頼性は実証済である。

主な仕様
  • 波長: 532 nm
  • 出力: 7W、CW発振
  • 光ノイズ: <0.03% rms
アプリケーション
  • レーザ励起用
特長
  • 低価格
  • コンパクトサイズ
  • 超低ノイズ
  • 製品保証:2年間 (10,000時間)

お客様からのお問い合わせ先
コヒレント・ジャパン株式会社 営業部
TEL:03-5365-7100
E-mail: sales.tokyo@coherent.com

プレス・報道関係者からのお問い合わせ先
コヒレント・ジャパン株式会社 マーケティングコミュニケーション部
TEL 03-5365-7122
E-mail: marcom.tokyo@coherent.com

記載内容はリリース時点のものでその後変更されている可能性があります。
掲載日2010年1月27日