コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2010年5月7日全固体小型ブルーレーザSapphireTM488 LPシリーズに、200 mWモデルSapphire 488 LP 200(波長:488 nm、出力:200 mW、連続発振)をラインナップに加えた。
従来200 mWの出力を得るには、より大きなパッケージサイズと消費電力が必要だったが、この度、バイオ応用装置に多数の導入が進んでいる、小型ヘッド(125 x 70 x 34 mm)モデルで、200 mWもの高出力化に成功した。またSapphire LPシリーズは、同寸法で、幅広い波長帯域(458 nm, 488 nm, 514 nm, 532 nm, 561 nm, 568 nm)にモデル展開しているため、本パッケージを組み込んだ既存装置への追加搭載が容易に行える。なお、この新モデルのリリースにより、3色(ブルー、グリーン、イエロー)の200 mWモデルを同寸法の小型ヘッドで提供できる。
他のSapphireモデル同様、OPSL(光励起半導体レーザ)技術を採用し、超低ノイズ(<0.25% rms)と優れたビーム質(M2<1.1)を実現する上、多様なインタフェース(RS232, アナログ, USB)を標準装備している。
新製品のSapphire 488 LP 200は、必要とされる処理スピードやSN比を満たすため、蛍光をベースとした応用、例えば、多重フローセル、高速コンフォーカル顕微鏡、超解像光学顕微鏡(即ち確率論的なイメージング)などに最適である。
主な仕様- 波長: 488 nm
- 出力: 200 mW (CW発振)
- 光ノイズ(20 Hz〜2 MHz):<0.25% rms
- 空間モード:TEM00 (M2<1.1)
- レーザヘッドサイズ:(L)125 x (W)70 x (H)34 mm
- 高速コンフォーカル顕微鏡
- 超解像光学顕微鏡
- フローサイトメトリー
- DNAシークエンサー
- ドラッグディスカバリー
- 高出力
- 低ノイズ
- 優れたビーム質
- 低消費電力(<60W)
- コンパクト設計
- CDRH対応モデル有り
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掲載日2010年5月11日