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高出力8 kWダイレクトプロセス用LDシステムをリリース

HighLight

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2011年5月23日8 kW出力と「スマート」な出力ビーム形状を実現した、フリースペースタイプのダイオードレーザシステムHighLightTM 8000D(波長:975 nm、出力: 8 kW)をリリースした。

フリースペースのビーム照射はダイオードレーザ光源の輝度を維持したまま、大きなワーキング距離(275 mm)の光学系を採用している。この特長は工業プロセス用途でのレーザの可能性を大いに高め、特にクラッディング応用においては、非常に高い材料付着率(18 pounds/hourまで)を実現し、金属にレーザでペンキを塗布するような加工が可能となる。またHighLight Dシリーズの高い出力と長いラインビームにより、生産スピードはクラッディングと熱処理の両方で、これまで実現できなかった新しいベンチマークレベルに向上し、一回の照射で大面積の加工ができる。

HighLight Dシリーズは、幅広い産業応用のニーズに応えるため、4つの出力モデル2 kW、4 kW、6 kWと8 kW (波長は全て975 nm)を用意している。また、HighLight Dシリーズのユニークな小型レーザヘッド設計により、用途に縛られず、多種のビーム形状オプションが提供できる。例えば6 kWと8 kWモデルはそれぞれ1mm幅のラインビームで6 mm、12 mm、24 mm長の形状を提供でき、低出力モデルでは、これに加えて、3 mm、4 mm、5 mmのビーム長が提供できる。さらにオプションのビーム成形アクセサリーを使用することにより、1 mm幅のビームを3 mm、4 mm、5 mm、6 mm、8 mm、12 mmに拡大できる。

様々な工業用途向けオプションを用いることで、HighLight Dシリーズの使いやすさが向上する。例えば、エアーナイフは、材料からの逆はね、熱や反射レーザ光からレーザを保護し、システムの寿命を延ばす。作業面の温度モニター用パイロメータは熱処理やクラッディング中のレーザ出力のフィードバック制御を可能する。さらに簡単なグラフィカルインターフェースを備えたレーザシステムコントロールユニットやコヒレント社サービスエンジニアがインターネットを介してシステム操作を解析する遠隔診断などを採用することで、生産性が向上する。

アプリケーション
  • 溶接、ブレージング
  • クラッディング
  • 熱処理
  • エポキシ硬化
  • ペイント剥離
  • 半田付け
  • プラスチック溶着

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掲載日2011年5月25日