コヒレント・ジャパン > 板金切断応用の加工コストを低減する新型レーザマシニングシステム

板金切断応用の加工コストを低減する新型レーザマシニングシステムをLASER 2011で展示

METABEAM

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、1 kWの封じ切りCO2レーザ(コヒレント社製DIAMONDTME-1000)を搭載したMETABEAMTM 1000を2011年5月23日よりドイツ/ミュンヘンで開催されるLaser World of Photonics exhibitionにて展示する。

このCO2レーザをシステムに搭載したことで、従来の高速ガスフローCO2レーザを用いた既存のシステムと比較し、初期費用と運用コストを格段に引き下げることが可能となった。またMETABEAM 1000は、ステンレス、鉄、アルミ、真鍮など、シートメタル切断加工のコスト効率を向上し、ターンキー操作を実現する。さらにCO2レーザを搭載したMETABEAM 1000は、その赤外長波長の吸収特性により、木材、プラスチック等、有機材料の加工において、ファイバーレーザを搭載した切断システムに比べ、優位性がある。

「一般に、ユーザは高性能と低運用コストを求めているが、加工対象材料が変更することにも柔軟に対応しなければならない。また今年後半、金属加工に特化した需要向けに、ファイバーレーザを搭載したMETABEAM 1000のリリースも計画している。」(コヒレント社マーケティングマネージャー Stephen Lee談)

METABEAM 1000には1.2 m x 1.2 mもしくは1.2 m x 2.4 mのカッティングテーブルを対応させる予定であり、±25 μmの切断精度が加工域全面で得られる。また本システムは静電容量ギャップセンサを備え、ノズルと金属表面の間隔を一定に保っている。さらにオートフォーカス機能を標準装備し、安定した高品質の切断が実現できる。

加えて、本システムは独立した2つの高圧レギュレータを備えることで、アシストガスの切替えを速やかに行うことができ、幅広い素材加工の準備時間を最小限に抑えている。なお、加工を自動化するための様々な拡張機能を用意している。例えば、パレットローダとの組合せで、システムを量産ラインへ導入でき、生産性の向上が図れる。

METABEAM 1000は、幅広い種類の金属やその他材質を扱うジョブショップ、金属加工サービスセンター、板金加工ショップに、コスト効率の優れた加工手段を提案できる。簡単な操作性と自動化への対応により、家電、自動車、航空宇宙、建築など、様々な分野における、内製ラインでのシートメタル切断用途に理想的なシステムである。

アプリケーション
  • 精密シートメタル(板金)切断
  • 自動車部品切断
  • 樹脂シート/パーツ切断
  • アクリルディスプレイ切断
  • フレキシブル基板切断
  • 展示会用装飾、店頭看板、装飾デザイン(切断、彫刻、マーキング)

お客様からのお問い合わせ先
コヒレント・ジャパン株式会社 営業部
TEL:03-5365-7100
E-mail: sales.tokyo@coherent.com

プレス・報道関係者からのお問い合わせ先
コヒレント・ジャパン株式会社 マーケティングコミュニケーション部
TEL 03-5365-7122
E-mail: marcom.tokyo@coherent.com

記載内容はリリース時点のものでその後変更されている可能性があります。
掲載日2011年5月25日