コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2011年10月18日12 fs以下のバンド幅にて425 mW以上の平均出力を発振する超短パルスTi:SapphireレーザVitara(ヴィタラ)をリリースした。
Vitaraはコンピュータ制御のため、完全ハンズフリーで755 nm〜860 nmの広帯域を自動波長チューニングでき、またバンド幅を30 nm〜125 nmまでボタン1つで自動調整できる。 さらに、コヒレント独自の光励起半導体レーザ技術を採用した、小型励起レーザVerdi G(5W)を内蔵しているため、450 mW以上のピーク波長出力を実現する。
Vitaraは、コヒレントの他のワンボックス型フェムト秒レーザ同様、幅広い研究応用に対応する、高性能なフェムト秒レーザである。最大バンド幅125 nmにて、外部コンプレッサー未使用時のパルス幅は20 fs以下(典型値15 fs以下)で、外部コンプレッサー(オプション)を使用した場合、12 fs以下のパルス幅を実現する。加えて、豊富なオプションを利用することにより、Carrier-Envelope Phase (CEP)スタビライザーや繰返し周波数を外部クロックと同期させるなど、より高度なシステム環境を提供することが可能である。
安定性やバンド幅の特長により、Vitaraは短パルス再生増幅器やCEP安定化再生増幅器のシード光源として最適である。またVitaraの短いパルス幅は、ポンププローブ分光やTHz発生応用において優位性がある。
特長- 完全自動のハンズフリーオペレーション
- コンピュータ制御:
- バンド幅可変:<30 nm 〜>125 nm
- 中心波長チューニング可
- パルス幅:12 fs (外部パルスコンプレッサー使用時)
- 低ノイズ:0.05 %rms (10 Hz 〜 10 MHz)
- 再生増幅器シード光源
- 光CT
- 非線形光学
- THz発生
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掲載日2011年10月20日