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「スマートミニレーザ」OBIS シリーズの波長514 nm、552 nmモデルをリリース

OBISシリーズ

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2012年1月25日小型化と簡易操作性を同時に実現した「スマートミニレーザ」OBISシリーズに新波長モデルOBIS 514 LS(波長:514 nm、出力:20 mW、連続発振)とOBIS 552 LS(波長:552 nm、出力:20 mW、連続発振)をラインアップした。これらの新モデルは主にライフサイエンス応用向けに製品化され、フローサイトメトリーやドラッグディスカバリー、コンフォーカル顕微鏡などの蛍光を励起して検査する用途に最適である。なお、この新モデルは、独自の光励起半導体レーザ(OPSL)技術を採用している。

OBIS 514 LSは、長年イオンレーザが使用されてきた波長において、超小型サイズの置換え光源として理想的である。一方OBIS 552 LSの552 nmは、532 nmレーザと561 nmレーザの2つの波長を1つの波長でカバーできる新波長として注目されている。例えば、この新波長552 nmは、多用される蛍光色素フルオレセイン(FITC等)とフィコエリトリン(PE)を同時に励起する際に有効であり、DsRedやdTomatoのような赤の蛍光たんぱく等、通常561 nmで励起するほとんどの色素の励起にも適応可能である。さらに、552 nmはアロフィコシアニン(APC)に対しても他の波長と干渉しないため有効である。

OBISシリーズは、制御エレクトロニクスをすべてレーザヘッドに内蔵した、超小型設計で、DC電圧を接続するだけで動作をスタートさせることができるため、エンドユーザーやOEM組込み用途に最適なレーザモジュールである。また優れたビーム特性(空間モードTEM00、ビーム拡がり角<1.2 mrad、ビーム位置安定性< 30 μrad/±3℃)や、出力安定性<2% ( >8h,±3℃)及び低ノイズ≤0.25% rms (20 Hz〜20 MHz)などの高性能を特長としている。

またOBISシリーズの14モデルは、この出力クラス(最大出力140 mW)で最もコンパクトなヘッドサイズ(70 x 40 x 38 mm)に全て統一されている。加えて、どの波長モデルもビームパラメータが共通なため、波長モデルの入れ替えがフィールドで簡単に行える。なおインターフェースはUSBやRS232などを標準装備し、レーザの動作をモニタリング及び制御できる。

主な仕様
  • 波長: 514 nm (OBIS 514 LS) / 552 nm (OBIS 552 LS)
  • 出力: 20 mW、連続発振
  • 空間モード: TEM00
  • 光ノイズ: ≤0.25 % rms (20 Hz〜20 MHz)
  • ヘッドサイズ: 70 mm x 40 mm x 38 mm
アプリケーション
  • フローサイトメトリー
  • コンフォーカル顕微鏡
  • ドラッグディスカバリー

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掲載日2012年1月27日