コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2012年5月9日 長寿命連続発振可視レーザGenesis MXシリーズの縦単一周波数発振モデルGenesis MX SLMをリリースした。
イオンレーザの置換え光源として開発された本モデルは、全固体レーザ技術を採用し、460 nm, 480 nm, 488 nm, 514 nm, 532 nm, 561 nm, 577 nmなどの主要な波長において、500 mWから 1Wまでの出力を実現する。また100メートル以上のコヒーレンス長に相当する線幅<5 MHzの単一縦モードかつシングル横モード(TEM00)で発振し、用途に応じ、エンドユーザ用とOEM組込み用の両タイプを取り揃えている。
Genesisシリーズは、コヒレント社独自のOPSL(光励起半導体レーザ)技術を採用しており、可視領域で必要とされる波長での発振や高出力化のニーズにも対応する。小型で、光変換効率が高いことに加え、他の可視レーザと比較し、優れた安定性と信頼性を実現している。さらに、長期の連続使用においても、モードホップフリー動作を実現する。
Genesis MX SLMは、高解像度ラマン分光や干渉応用、ホログラフィーなど、狭線幅ないしは長いコヒーレンス長が厳しく求められる用途に最適であり、イオンレーザの理想的な置き換え光源である。
アプリケーション- 高解像度ラマン分光
- 干渉応用
- ホログラフィー
- 小型ヘッド設計、低消費電力
- 縦単一周波数発振(線幅:<5 MHz)
- 優れた空間モード、低ノイズ
- 完全メンテナンスフリー、長寿命
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掲載日2012年5月9日