コヒレント社（米国カルフォルニア州サンタクララ：NASDAQ上場）は、2013年5月13日150Wから1000Wまでの出力モデルを揃えるCO2レーザ DIAMOND Eシリーズに平均出力250WモデルE-250をラインアップした。コヒレント社のスラブ型CO2レーザは、世界中で数千台の納入実績がある。
新モデルDIAMOND E-250は、平均出力 250W、ピーク出力750W以上を実現する完全シールド設計のCO2レーザ（パルス発振）である。RF電源をレーザヘッドに取り付けた一体型構造で、取り回しが困難なRFケーブルの配線の必要がない。また本モデルには、最先端のエレクトロニクスが採用されており、同出力レベルの他CO2レーザと比較し、小型で高い信頼性を実現する。
波長10.6 μmのDIAMOND E-250は、高いスループットや加工品質及び性能、低ランニングコスト運用、小型サイズなどを求める幅広い材料の加工応用をターゲットにしている。例えば、紙、段ボール、アクリル、プラスチック、ガラス、セラミック、布、デニム、皮、ゴム、薄板金属、木、石などの幅広い材料のコンバーティング、切断、ドリリング、スクライビング、彫刻、マーキングなどがその応用である。
なおDIAMOND E-250モデルに加えて、同様にコンパクト設計で波長9.4 μmの発振モデルDIAMOND E-250iもリリースした。短い波長はモバイルデバイスで使用されているフィルムやプラスチックなどの多種材料の加工に理想的である。
主な仕様
| DIAMOND | ||
| モデル | E-250 | E-250i |
| 波長 | 10.6 ± 0.4μm | 9.36 ± 0.05μm |
| 定格出力（出力レンジ） | ≧250W（10〜250W） | ≧225W（10〜225W） |
| ピーク出力（典型） | ≧750W | ≧650W |
| 出力安定度 | ±6 % | |
| レーザーヘッドサイズ | 1064 x 199 x227 mm | |
アプリケーション
- コンバーティング
- 切断
- ドリリング
- スクライビング
- 彫刻
- マーキング
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掲載日2013年5月14日