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8波長までのレーザのプラグ アンド プレイを簡単に実現するファイバー光学ビームコンバイナーをリリース

OBIS Galaxy

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2013年5月13日8波長までのレーザ(波長レンジ405 nm〜640 nm)の出力をシングルモードファイバーで結合し、プラグ アンド プレイの簡易操作を実現する新コンバイナーOBIS Galaxyをリリースした。

この堅牢で、コンパクトな偏波面保持シングルモードファイバーを採用したコンバイナーは、OEMバイオ及び研究の両用途において、多種波長の装置導入を大きく簡素化する。高精密なFCコネクタを採用することで、85%以上のレーザ出力をファイバー端で再現し、また フィールドでの波長の追加や、より高い出力モデルへの交換等、いわゆる"Hot Swap"を可能にする。

さらにOBIS Galaxyの柔軟でオープンな構造設計により、Coherent社のOBIS FPをプラグ アンド プレイで使用するにとどまらず、オプションファイバーを使用することで他の波長の可視レーザと組み合わせることも可能である。加えて、OBIS Galaxyは、10〜50度で動作し、衝撃/振動テストも実施している。

シングルモードファイバーへのカップリングは厳密な光学・機械精度を要求することから、複数波長を一本のファイバーにカップリングすることは複雑な作業であると見なされてきた。一般に、レーザのファイバーカップリングにおいては非常に安定で精度の高い調整機構を必要としてきた。さらに、レーザの波長毎にダイクロイックミラー、偏光素子、波長板を必要とし、コストと複雑さを押し上げる要因となっていた。

対照的に、OBIS Galaxyはコスト効率の優れた光学部品と、波長405 nm〜640 nmに渡りNAを一定に保つ新しいファイバーを採用している。これにより、FCファイバーコネクタによるプラグ アンド プレイの簡易操作が実現した。

OBIS Galaxyの主な用途は、多波長を同時もしくは交互に使用しながら多数の蛍光プローブやマーカーを励起する、フローサイトメトリーやコンフォーカル顕微鏡などのバイオ応用である。この特長により、新しい構造を持つ装置化を実現し、加えて構造的に制限された装置のアップグレードも可能となる。例えば、一台のレーザのみの入射ポートを持つフローサイトメータを、OBIS Galaxyによって8波長のポートを持つ装置に生まれ変わらせることができる。これはアナログIOからUSBハブを持つコンピュータへの変更に相当するものである。

アプリケーション

  • バイオ応用(フローサイトメトリー、コンフォーカル顕微鏡など)

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掲載日2013年5月14日