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産業レベルの信頼性を実現する理科学用サブ70 fsファイバーレーザをリリース

Fidelity

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2014年2月5日産業レベルの高い性能を発揮する理科学レーザの製品化プログラムの1つとして、堅牢でコンパクトなワンボックス型ファイバーレーザFidelity(パルス幅<70 fs, 平均出力>2W @ 波長1055 nm)をリリースした。

Fidelityは経済的でメンテナンスフリーのオシレータで、空冷、小型(318 mm x 318 mm)でありながら、マルチフォトンイメージング、THz発生、材料研究などの応用で求められる優れたビーム質(M2<1.2)を実現する。

高繰返し(64 MHz)の本製品を使用することで、データの取得時間が短縮でき、ひいては研究の生産性を向上する。またFidelityはプレチャープを調整できる電子制御機能を内蔵しているため、ファインチューニングやパルス幅の最小化などが容易に調節可能となる。

ユニット間の再現性に優れた高品質設計と促進ストレス性能試験(HASS=Highly Accelerated Stress Screening)を出荷全数に対して実施することで、ハンズフリーで長時間の安定性と信頼性が得られる。

Fidelityは、ウルトラファースト分光やスーパーコンティニューム発生などの幅広い理科学応用に理想的なオシレータである。チタンサファイアレーザと比較し、長波長で高出力および超短パルスの特長を兼ね備えたFidelityは光遺伝学(オプトジェネティクス)のような最先端のin-vivo深組織バイオイメージング応用で優位性がある。さらにコヒレント社製のChameleonレーザと組み合わせて使用すると、スタンダードとマルチモダリティーの両方で、生きた動物の脳においての、同時イメージングや光活性化、また活動電位検出が必要な最先端の脳神経科学研究が可能になる。

主な仕様

  • 中心波長: 1055±5 nm
  • 平均出力: >2 W
  • パルス幅: <70 fs
  • 出力安定性:±0.5 %
  • 繰返周波数(標準):70 ±10 MHz
  • 空間モード:(M2 < 1.2)

アプリケーション

  • バイオイメージング応用
  • 各種研究応用

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掲載日2014年2月7日