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高出力ニーズに対応するバイオ応用向けスマートレーザをリリース

OBIS

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2014年2月5日、数Wクラスの高出力でありながら、プラグインプレイの簡易操作を実現するOBIS LGシリーズ(グリーンモデル:波長532 nm / 出力1W、UVモデル:波長355 nm / 出力20 mW)をリリースした。バイオ応用において、高出力グリーンモデルはSN比の向上や、短時間でのデータ取得を可能にする。また、効率的な高調波発生により、355 nm発振のモデルを加えた。両モデルともにバイオ応用でのOEM組込み用途に対応し、ほぼ完全なモード質でTEM00発振を実現している。

これらの新しいモデルは、他のOBISシリーズと同様に、一つのパッケージ内に共振器と制御エレクトロニクスを内蔵した小型のレーザヘッドとなっている。ビームパラメータも共通で、プラグアンドプレイの簡易操作が可能となる上、高出力モデルへのアップグレードや多波長のレーザを装置に追加することが容易にできる。またOBIS LGはコヒレント社の既存のSapphireシリーズ(可視レーザ)と同寸法(125 mm x 70 mm x 37 mm)で固定位置も共通しており、置換えが容易である。

OBIS LGには、コヒレント独自の光励起半導体レーザ(OPSL)技術が採用されている。そのため、ダイオードをベースにしたUV光源と異なり、長波長側の発振がない、一定の純粋な波長が得られ、低ノイズ(0.25% RMS)を実現するため、蛍光励起の応用に最適な光源となっている。また、OBIS LGは完全連続発振(CW)での動作が可能なため、モードロック発振のUVレーザと比較して、ピークパワーによるバイオサンプルへのダメージを避けることができる。

OBIS LGは装置の小型化へ貢献し、またビーム質も優れているため、フローサイトメトリーやコンフォーカル顕微鏡などのOEM組込み用途に最適となっている。特に355 nmモデルは、第一世代のDPSS(LD励起固体レーザ)やガスレーザの置換え光源として理想的である。

アプリケーション

  • フローサイトメトリー
  • コンフォーカル顕微鏡

特長

  • 波長:532 nm (グリーンモデル) / 355 nm (UVモデル)
  • 出力:1 W (グリーンモデル) / 20 mW (UVモデル)、連続発振
  • コヒレント独自の光励起半導体レーザ(OPSL)技術採用

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掲載日2014年2月7日