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多光子励起顕微鏡向け 2波長出力 ハイパワーフェムト秒レーザをリリース

Chameleon-Discovery

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ)は、2014年11月17日波長チューニング領域が最も広く、高出力かつ短パルス幅の2波長同時出力を実現するフェムト秒レーザChameleon Discoveryをリリースした。この新モデルの誕生により、多光子励起顕微鏡による最先端の蛍光イメージングが可能となる。Chameleon Discoveryの2つの出力は共にハイピークパワーで、第1出力は、短パルス100 fs、最大出力1.4W、680〜1300 nmの波長域を連続掃引する。一方、第2出力は波長1040 nmにおいて出力1.5Wを発振する。また、内蔵の群速度分散補正機能により、サンプル上で、最大のピークパワーを維持できる。

第1出力の広帯域チューニング領域、高出力、短パルスは、eGFP, YFP, RFPなど、一般的な蛍光の励起に最適である。第2出力の波長1040 nm、高出力、短パルス(160 fs)および優れたビームパラメータは、マルチプローブの2波長同時励起やオプトジェネティクス応用のオプシンの光活性化など、新技術を可能にする。この応用は、既に確立されたC1V1とGCaMPの組み合わせに加え、ChR2とRCaMPの組み合わせのような新しいオプトジェネティクスの手法の開発を推進する。なお、2波長同時発振を実現するChameleon DiscoveryはCARSやSRSのような手法にも理想的である。

また、Chameleon Discoveryはコヒレントが推進する「理科学レーザの産業革命」の一例であり、最高レベルの性能と24時間稼働の信頼性および長寿命を兼ね備えているため、研究の生産性を向上する。「理科学レーザの産業革命」とは、産業レーザの製品開発で長年培ったコンセプトやテストを理科学レーザの製品化に採用するプログラムであり、例えば、Chameleon Discoveryに使用している励起光源の寿命テストは延べ75年にも及ぶ。

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  • 多光子励起顕微鏡

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掲載日2014年11月18日