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産業 / 医療応用向けに次世代COレーザを提案

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ)は、2015年6月22日、ガラス切断、穴あけなどの材料加工からフラクショナルレーザ皮膚治療などに対応する次世代COレーザの開発に成功した。

COレーザは、何十年も前に開発されていたが、寿命が短く、低出力で行えるごくわずかな研究用途に使用が限定されていた。 今回、技術革新により、コヒレント社は長年注力してきたスラブ型CO2レーザと同様の寿命、信頼性、メンテナンス性を兼ね備えた新しい高出力COレーザを誕生させ、その使用可能な領域を広げた。

波長10.6 μmのCO2レーザと異なり、COレーザの波長はおよそ5 μmである。 CO2レーザの長波長では透過してしまう材料も、波長5 μmを吸収する材料もあるため、様々な材料加工の可能性を拡げる。 例えば、5 μmはプリント基板で使用されている誘電体材料や酸化銅だけではなく、プラスチックフィルムやポリマー、水などにも強い吸収を持っている。 これは、これらの材料に高効率で加工できることを意味する。

逆にカルコゲナイドファイバは、5 μmの波長では低い吸収率であるため、ファイバー伝送の可能性を拡げる。(特定の応用では、ファイバー伝送が理由でCO2レーザの使用が制限されていることがある。)

加えて、COレーザの波長は、CO2レーザに比べ短いため、CO2レーザの1/2のスポットサイズに集光できる。 その結果、より狭い切断幅を実現できることはもとより、小径の穴加工に対応することができる。 産業用COレーザJ-35μmは、出力200W以上で、高いビーム質(M2<1.2)を実現しているため、より小さなスポットサイズにできる利点を持つ。

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掲載日2015年6月24日