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コンパクトな装置へ組込みが可能な小型CO2レーザ(120W)をリリース

CO2レーザ

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ)は、2017年1月31日、このクラスの最も競合するレーザと比較し、出力及び体積比率で30%上回る120WのCO2レーザをリリースした。設置条件に制約のある産業アプリケーションにおいて、よりコンパクトに装置を構築することを可能にする。さらに、Cx-10は、優れた加工結果とコストオーナーシップの低減の両立を実現するため、性能と信頼性のユニークな組み合わせを提供する。特に、Cx-10は、この出力レベルにおいて、他のウェーブガイドのCO2レーザより、短いパルスの立ち下がり時間を実現し、熱影響層(HAZ)の少ない加工が、高いスループットのもとに可能になっている。優れた出力安定性により、特に薄膜フィルム応用において重要視されているプロセスの均一性や再現性をより確かなものとすることができる。Cx-10の信頼性は、RF電源とモジュール化されたRFボードにより強化され、同時にフィールドでのサービス性も容易になっている。

Cx-10は、アクリル樹脂やボール紙、セラミック、ポリマーフィルム、薄板金属、ラミネート材、皮革、紙、ゴム、天然石、織物、木材、そしてプリント基板など、非常に広範囲にわたる材料へのマーキングや切断、エングレービングなどの加工応用に適応する。このレーザは水冷式で、特定の材料において最適な加工結果を得るために、4つの異なる波長タイプから選択が可能である。例えば、10.6 μmの発振波長は、一般的な有機材料の加工に適しているが、食品包装に広く使われているポリプロピレンフィルムの加工の改善には10.2 μm、フラットパネルディスプレイ(FPD)製造で用いられる薄膜の効率的な切断には9.6 μm、プラスチック容器へのマーキング加工のような、ポリカーボネート(PC)やポリエチレンテレフタレート(PET)などの加工には9.3 μmの発振波長が適している。さらには、コヒレントの20−120Wクラスの小型CO2レーザであるすべてのCシリーズ/Cxシリーズは、マウントや出射ビームの位置が共通のプラットフォームとなっており、このことにより、装置の設計者は、再設計の手間なく、迅速に装置の再構築ができる。

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掲載日2017年2月2日