レンズ付き空冷タイプ高出力半導体レーザをリリース
-　2004年1月28日リリース　-

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ：NASDAQ上場)は2004年1月27日レンズ付き空冷タイプパッケージ高出力半導体レーザDuraLite^TM(波長：810 nm、出力：50 W)をリリースした。

DuraLiteはバータイプの半導体レーザ。その製品の特長は、レンズ付き空冷タイプパッケージであることと産業界の標準冷却プラットフォームを採用しているため、交換及びセットアップを簡単に行える点である。この製品は印刷応用や直接加工応用をターゲットにしており、コヒレント社はこの波長810 nm、出力50 Wタイプを皮切りにDuraLiteをシリーズ化し、マーケットニーズ応えていく予定。

また、DuraLiteは他のコヒレント社製半導体レーザ同様、長寿命で信頼性の高さが特長である。
特に長寿命は、MBE薄膜形成技術の採用と劣化原因と考えられているアルミニウムを活性層から取り除いたInGaAsP構造を採用することにより実現している。

主な仕様

• 出力：50 W　(1バーで出力50 W)
• 波長：810 nm
• スペクトル幅(FWHM)：<4.0 nm
  

アプリケーション

• 印刷
• 直接加工
  

特長

• レンズ付き空冷パッケージ
  
• 高出力
  
• 長寿命
  
  

「コヒレント社｣

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ)は1966年に設立された理科学用・産業用レーザ製造・販売会社。レーザ光源から計測機器まで幅広い製品群を取扱う。主要製品として、新技術(光励起半導体レーザ技術)を用いた全固体ブルーレーザ｢Sapphireシリーズ｣などがある。
NASDAQ上場。
2003年4月コヒレント社はポジティブライト社を傘下に収め、オシレーター、再生増幅器、OPA、励起光源、カスタムレーザを1社で供給できる唯一のレーザメーカとなった。