フェムト秒分光学や非線形光学等の研究分野では、もともとテラワットクラスの出力が可能なレーザのニーズがあったが、特注対応のためコストの高さが問題であった。コヒレント社では、この状況に対応し、テラワットクラスのレーザをHidraシリーズとして製品化して問題となっていたコストを抑えた。 Hidraシリーズでは、あらかじめモジュール化した製品に調整を施すことで繰返周波数をシングルショット〜20 Hz、パルス幅を35フェムト秒〜2ピコ秒の範囲で選択できる。またエネルギーに関しては、2〜100 mJまで対応。これ以上の高エネルギーが必要なケースには、特別注文で対応する。 Hidraシリーズの設計上のユニークな点は、再生増幅後にマルチパス増幅モジュールを追加している点である。これにより、テラワットクラスのパルス光を発振することができ、またパルス間の安定性も得ることができる。 |
特長
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