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業界最高出力18 W 連続発振グリーンレーザをリリース
- 2004年1月28日リリース -




コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は2004年1月27日に業界最高出力となる18Wの全固体グリーンレーザVerdi-V18(波長:532 nm、出力:18 W)をリリースした。

Verdi-V18は研究分野を中心に多くの納入実績を誇るVerdiTMシリーズの18Wタイプとしてこのたび製品化された。Verdiシリーズは1997年のリリース以来、その優れた出力安定性、長寿命、低ノイズ等により、業界最高水準のグリーンレーザと評価され、さらなる高出力化が求められていた。今回は既存の10Wから一気に18Wまで出力をアップし、ハイパワーグリーン連続光を求める研究分野やホログラフィ応用、レーザアニール応用等のニーズに応える。

また18Wタイプは、10Wタイプと同サイズのため、載せ替えが簡単に行える点もVerdiユーザーにとっては大きなメリットである。


主な仕様

  • 波長:532 nm
  • 出力:>18 W
  • 光ノイズ(10Hz〜1GHz):<0.03 % rms
  • 横モード(M2):TEM00 ( <1.1)
  • 線幅(50 msec):<5 MHz

アプリケーション

  • 研究用途(モードロックチタンサファイアレーザや色素レーザ等を励起するポンプ光源として)
  • ホログラフィ応用
  • レーザアニール応用

特長

  • 高出力
  • 優れた長時間出力安定性
  • 長寿命
  • 低ノイズ


「コヒレント社」

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ)は1966年に設立された理科学用・産業用レーザ製造・販売会社。レーザ光源から計測機器まで幅広い製品群を取扱う。主要製品として、新技術(光励起半導体レーザ技術)を用いた全固体ブルーレーザ「Sapphireシリーズ」などがある。
NASDAQ上場。
2003年4月コヒレント社はポジティブライト社を傘下に収め、オシレーター、再生増幅器、OPA、励起光源、カスタムレーザを1社で供給できる唯一のレーザメーカとなった。