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ハンズフリーフェムト秒レーザChameleonTMに新シリーズが誕生

波長可変領域が720 - 980 nmに拡大

- 2004年1月28日リリース -




コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は2004年1月27日に励起レーザ一体型フェムト秒チタンサファイアレーザChameleonTMの新シリーズChameleon-XRをリリースした。

2002年5月にリリースした初代Chameleonはフェムト秒パルスを720-930 nmにもおよぶ広帯域で自動波長チューニングでき、なおかつ操作が簡単なため、バイオ分野をはじめとして話題となった。

今回のChameleon-XRは波長可変領域をさらに50nm拡大し、多光子励起レーザ顕微鏡等のバイオ応用や研究分野のニーズに対応する。特に多光子励起レーザ顕微鏡応用では、980 nmまで波長が長くなったことにより、DsRedやYFP等の色素で染色したサンプルをレーザで励起した際、イメージングの深部まで見えるようになった。


主な仕様

  • 出力: >1 W @ 800 nm
  • 波長可変領域:720-980 nm

アプリケーション

  • 多光子励起レーザ顕微鏡
  • 非線形分光学
  • 時間分解

特長

  • ハンズフリー操作
  • 広帯域(720-980 nm)自動波長チューニングが可能
  • 業界最高水準のCWグリーンレーザを励起光源に採用している。


「コヒレント社」

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ)は1966年に設立された理科学用・産業用レーザ製造・販売会社。レーザ光源から計測機器まで幅広い製品群を取扱う。主要製品として、新技術(光励起半導体レーザ技術)を用いた全固体ブルーレーザ「Sapphireシリーズ」などがある。
NASDAQ上場。
2003年4月コヒレント社はポジティブライト社を傘下に収め、オシレーター、再生増幅器、OPA、励起光源、カスタムレーザを1社で供給できる唯一のレーザメーカとなった。