バイオレットダイオードレーザモジュールRadius™ 405-50をリリース
- バイオ分野で多数使用されているイオンレーザの置き換え光源として最適 -

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ：NASDAQ上場)は2004年5月18日CLEO 2004(米国のレーザ及び光エレクトロニクス製品の展示会、会期：5/18-20/2004)にてバイオレットダイオードレーザモジュールRadius 405-50(波長405 nm, 出力50 mW, 連続発振)をリリースした。

Radius405-50は、主にバイオメディカル応用分野で長年使用されているイオンレーザの置換え光源として注目されている。405 nmの波長は、短波長の色素や蛍光を励起するのに理想的であり、またフローサイトメトリーや共焦点顕微鏡等の応用にも理想的な光源である。

またヘリウムネオンレーザの置換え光源としても注目されている。Radiusシリーズのパッケージの直径は、標準のヘリウムネオンレーザと同サイズなので、OEM装置に導入する場合でも簡単に置換えができる。

さらに冷却ファンの内蔵、サーモエレクトリッククーラーの採用により安定性と長寿命を実現している点もこの製品の特長である。

コヒレント・ジャパン株式会社は、Radius405-50をInter-Opto 2004(国内最大の光産業展、会期：7/13-16/2004、会場：幕張メッセ　5ホール、ブースNo.38)にて展示する。

主な仕様

• 波長：405 nm
• 出力：50 mW
• レーザヘッドサイズ：直径44.5 x 長さ218 mm
  

アプリケーション

• バイオ・メディカル応用(フローサイトメトリー、共焦点顕微鏡など）
  

特長

• 小型
• 低消費電力
• ESD(静電気対策) Class 4対応済
• TEC(サーモエレクトリッククーラー)採用により高性能・長寿命
• CDRHコントロールボックス(オプション)供給可能
  

「米国コヒレント社｣

1966年に設立された理科学用・産業用レーザ製造・販売会社。レーザ光源から計測機器まで幅広い製品群を取扱う。主要製品として、新技術(光励起半導体レーザ技術)を用いた全固体ブルーレーザ｢Sapphireシリーズ｣などがある。
NASDAQ上場。
1981年、日本法人としてコヒレント･ジャパン株式会社を設立。国内における販売及び技術サポートを行っている。