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2004年5月19日


高出力半導体レーザスタックアレーLightStack™新タイプをリリース
― さらなる高出力を実現 ―




コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は2004年5月18日高出力半導体レーザスタックアレーLightStackの新タイプ< 波長:808〜940 nm、出力〜1200 W(CWタイプ)、〜1500 W(擬似CWタイプ) >を公式リリースした。

今回リリースしたLightStackは2004年1月にリリースした高出力半導体レーザバーLightStone™80Wタイプをベースにし、さらなる高出力を実現した。また今までよりもパルス駆動における製品の信頼性と寿命を大幅に向上した。

LightStackはシングルバーLightStoneを縦、横方向に積み重ねたスタックアレーで、最大縦方向に15EA、横方向に10EAのシングルバーを積み重ねることができる。
この製品は、小型パッケージで、数kWのCW及びQCW(擬似CW)出力を求める用途向けに開発された。

コヒレント社の半導体レーザの特長は、長寿命と信頼性の高さにある。コヒレント社は半導体レーザの活性層からアルミニウムを取り除いたInGaAsP構造を採用している。劣化・故障の原因と見られているアルミニウムを取り除いたこととMBE薄膜形成技術を用いることで、長寿命と高信頼性を実現している。



主な仕様

  • 出力:〜1200 W (CWタイプ)
        〜1500 W(QCWタイプ)
  • 波長:808〜940 nm

アプリケーション

  • 直接加工
  • レーザ励起

特長

  • 高出力
  • 長寿命
  • 高信頼性
  • 高変換効率



「コヒレント社」

1966年に設立された理科学用・産業用レーザ製造・販売会社。レーザ光源から計測機器まで幅広い製品群を取扱う。主要製品として、新技術(光励起半導体レーザ技術)を用いた全固体ブルーレーザ「Sapphireシリーズ」などがある。
1981年、日本法人としてコヒレント・ジャパン株式会社を設立。国内における販売及び技術サポートを行っている。