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2004年7月13日


出力50W以上のRF一体型CO2レーザをリリース




コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2004年7月13日インターオプト2004(日本国内最大の光産業展、会期:7/13-16/2004、幕張メッセ)にてRF一体型で、50W以上の出力を実現するOEM向けCO2レーザ Diamond™ C-55、Diamond C-70 (波長10.55 - 10.63 μm, 出力55W, 70W)をリリースした。

この新製品の最大の特長は、RF電源とレーザヘッドを一体化したことにより、小型設計を実現した点にある。またDiamond C-55は、従来機GEM-50のレーザヘッドとほぼ同サイズで高性能、そして出力が10%以上高く保証され、低価格設定も実現した。この革命的なRF一体化技術については、すでにGEM-30 (30Wタイプ)に採用され、産業分野で多くの搭載実績を誇る。

さらにこの製品は、ビーム質に優れており、中容量から大容量のマーキング、彫刻やデスクトップ加工機向けの理想光源である。用途に応じ、空冷モデル(C-55A, C-70A)と水冷モデル(C-55L, C-70L)が選択できる。

コヒレント・ジャパン株式会社は、Diamond C-55A(空冷タイプ)をインターオプト2004にて展示する。 (5ホール、ブースNo.38)



主な仕様

  • 波長:10.55 - 10.63 μm
  • 出力:55W (C-55)、70W (C-70)
  • モード:M2<1.2 (C-55)、M2<1.3 (C-70)
  • サイズ:(L) 537.1 x (W) 92.5 x (H) 154 mm (C-55A)
         (L) 537.1 x (W) 92.5 x (H) 103 mm (C-55L)

アプリケーション

  • マーキング
  • 彫刻

特長

  • 小型設計
  • 優れたビーム質
  • 高信頼性
  • 従来機より低価格設定


「米国コヒレント社」

1966年に設立された理科学用・産業用レーザ製造・販売会社。レーザ光源から計測機器まで幅広い製品群を取扱う。主要製品として、新技術(光励起半導体レーザ技術)を用いた全固体ブルーレーザ「Sapphireシリーズ」などがある。
NASDAQ上場。
1981年、日本法人としてコヒレント・ジャパン株式会社を設立。国内における販売及び技術サポートを行っている。