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2006年7月12日

Press Release

大出力 産業用エキシマレーザの新モデルをリリース

LAMBDA-SX
コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2006年7月12日大出力 産業用エキシマレーザLAMBDA SXシリーズの新モデルを3種類リリースした。新モデルとは、LSX 200C<波長:308 nm (XeCl), 出力:200W>, LSX 200K<波長:248 nm(KrF), 出力200W> LSX300K <波長:248 nm (KrF), 出力:300W>で、いずれも最大繰返し周波数は、300 Hz。

この製品は、信頼性が高い固体パルススイッチやビーム位置高安定性のために外部共振器デザインを採用している。さらに独自開発した技術PowerLok™とTimeLok™ により、バーストオペレーション時のエネルギー安定化のみならず、トリガー安定によるタイミングジッターの減少を実現する機能を備えている。なお、LAMBDA SXシリーズは、リアルタイムコントロールに向けたソフトウェアやE-diagnostics機能など、メンテナンス管理を充実させる機能を強化している。

この製品は、UV領域において最もコストパフォーマンスが高く、高いデューティサイクルを実現するため、マイクロマシニングやプラスチック、ガラス等の表面加工、TCO膜(例ITO,ZnO膜)やフレキシブル基板の薄膜パターニング、低温ポリシリコンアニーリング、リール to リールPLD(パルスレーザ真空蒸着)等、幅広い産業向けプロセス応用に、高い生産性を提供する。また、LAMBDA SXシリーズは、コヒレント社のMicroLas光学システムとの組み合わせにより、2ミクロンレベルのアブレーションが可能となる。


 

主な仕様

  LAMBDA SX
  200C 300K 200K
波長 308 nm 248 nm 248 nm
最大パルスエネルギー 670 mJ 1000 mJ 670 mJ
最大安定化平均出力 200W 300W 200W
最大繰返し周波数 300 Hz 300 Hz 300 Hz
パルス間エネルギー安定性 (1σ) ≦1.5% ≦2% ≦2.5%

アプリケーション

  • レーザアニーリング
  • 微細加工
  • パッケージング

特長

  • 大出力
  • 高安定性