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全固体 小型イエローレーザ (568 nm, 200 mW)をリリース

全固体 小型イエローレーザ (568 nm, 200 mW)

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2009年6月2日全固体連続発振イエローレーザSapphireTM568シリーズ(波長:568 nm、出力:50, 75, 100, 150, 200 mW)をリリースした。

Sapphire 568は、低ノイズ(<0.25% rms)と優れたビーム質(M2<1.1)を実現し、Sapphireシリーズの他の波長モデル(561 nm / 488 nm / 460 nm)と同じサイズの小型ヘッドを採用している。そのため、装置への搭載が容易な上、多数のレーザを搭載する装置の小型化が図れる。

568 nmの波長は、蛍光を励起するバイオ応用向けに、幅広く使用されてきたクリプトンイオンレーザの波長と一致する。イオンレーザは、大型で、消費電力やチューブ寿命など、ランニングコストの高さに問題があったため、以前より、同じ波長の全固体レーザの開発が強く要望されていた。Sapphire 568は、低消費電力(<60W)、優れたビーム質、全固体レーザならではの高信頼性とコンパクトサイズを併せ持つため、コンフォーカル顕微鏡やドラッグディスカバリー等のバイオ応用装置向け組込み光源として最適である。

またSapphire 568の波長は、イオンレーザの波長と一致するため、システムインテグレータは、既存の装置で使用されているオプティクスやフィルターをそのまま使用できる。さらに、Sapphire 568の出力は、これまで市販されているイオンレーザよりも高いため、検出の感度やSN比及びスループットの向上が期待できる。

主な仕様

  • 波長: 568 nm
  • 出力: 50, 75, 100, 150, 200 mW (CW発振)
  • 光ノイズ(20 Hz〜2 MHz):<0.25% rms
  • 空間モード:TEM00 (M2<1.1)
  • レーザヘッドサイズ:(L)125 x (W)70 x (H)34 mm

アプリケーション

  • コンフォーカル顕微鏡
  • ドラッグディスカバリー
  • フローサイトメトリー

特長

  • 高出力
  • 低ノイズ
  • 優れたビーム質
  • 低消費電力(<60W)
  • コンパクト設計

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掲載日2009年6月4日