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全固体 小型連続発振UV(355 nm)レーザ 150 mWモデルをリリース

全固体 小型連続発振UV(355 nm)レーザ 150 mWモデル

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2009年6月2日全固体連続発振UVレーザGenesisTM355シリーズに150 mWモデルGenesis 355-150 S(波長:355 nm、出力:150 mW、TEM00モード)をラインナップに加えた。

新モデルGenesis 355シリーズは、独自の光励起半導体レーザ(OPSL)技術を採用しており、既に約20,000台の納入実績を誇る、他の可視光発振のモデル同様、小型、高性能、高信頼性を同時に実現する注目の完全連続発振UV(355 nm)レーザである。これまで高出力連続発振のUVレーザは、大きな消費電力や寿命の制限などにより、多額のランニングコストを必要としていた。Genesis 355シリーズは、小型、省電力を同時に可能とし、装置の小型化や運用コストの大幅な削減に貢献する。

Genesis 355-150 Sの高い出力は、フローサイトメトリーのようなライブセル応用の高速化を実現する。また、これまでこの応用には、連続発振で全固体の高出力UVレーザが存在しなかったため、モードロックレーザの採用が検討されていたが、そのピークパワーがソートした細胞のDNAに致命的なダメージを与える危険性が懸念されていた。さらにコンフォーカル顕微鏡のような蛍光を使用する用途では、HoechstやIndo等の色素を最適に励起するために、短い波長と低いM2ビームを必要とするが、Genesis 355は水冷イオンレーザと同等以上の性能を実現しているため、理想的な蛍光励起光源となっている。加えて、ラマン分光や半導体非破壊検査に代表される計測用途や、ディスクマスタリング、印刷応用等の微細加工応用においても理想的なレーザである。

Quantum EnergyMaxは、低出力パルスの測定を行う、研究開発や産業分野の幅広い応用に最適なセンサーである。特にkHzクラスのウルトラファーストオシレータや再生増幅器のμJ以下のエネルギー測定に適している。

主な仕様

  • 波長: 355 nm
  • 出力: 150 mW、CW発振
  • 空間モード:TEM00(M2<1.2)

アプリケーション

  • フローサイトメトリー
  • コンフォーカル顕微鏡
  • ラマン分光
  • 半導体非破壊検査
  • ホログラフィー
  • ディスクマスタリング
  • 直接描画、干渉露光応用
  • 研究開発

特長

  • 小型
  • 低ランニングコスト
  • 優れたビーム質

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掲載日2009年6月4日