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マルチフォトン顕微鏡向け 波長変換OPOシステムの新モデルをリリース

マルチフォトン顕微鏡向け 波長変換OPOシステム

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2009年6月15日マルチフォトン顕微鏡向け波長変換OPOシステムChameleonTMOPOの新モデルChameleon Compact OPO (波長可変領域:1000 - 1600 nm)をリリースした。

この新モデルは、当社のChameleonシリーズ (自動波長掃引 フェムト秒オシレータ)と組合せて使用した場合、近赤外領域(1000 nm - 1600 nm)を出力600 mWでチューニングできる。またチューニング時、ビーム位置の調整や光学系の取替えを必要としないため、簡易操作が実現できる。さらに、新モデルは、従来モデルの約1/2サイズで、省スペース化にも貢献する。

Chameleon OPOは、PP結晶を採用することで、OPOの波長変換を効率化するだけではなく、740 nm - 880 nmの領域のどの波長でも励起することができる。またChameleon(オシレータ)とChameleon OPOの波長は、独立してチューニングするので、サンプルを同時に2波長で励起でき、さらに2つの波長チューニングを1つのインターフェースで簡単にコントロールできる。

波長1000 nm以上の長波長において、波長可変のマルチフォトン光源を採用するメリットは、m-cherryのような新しいm-fruit蛍光を最適に励起できることである。また長波長は、生組織へのダメージや光拡散を減らし、深組織のイメージングを最適化できる。さらに、典型的な顕微鏡オプティクスの群速度分散(GVD)は、長波長では低下し、イメージングの質が向上する。

主な仕様
  • 波長可変領域: 1000 - 1600 nm
  • 出力: >550 mW @ 1100 nm
  • サイズ: (L)520 x (W)369 x (H)158 mm
アプリケーション
  • マルチフォトン顕微鏡応用

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掲載日2009年6月16日