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小型全固体Qスイッチパルス グリーンレーザをリリース

小型全固体Qスイッチパルス グリーンレーザ

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、2009年6月15日小型全固体QスイッチパルスレーザMATRIXTMシリーズのグリーンモデルMATRIX 532 (波長:532 nm、平均出力: 8W @ 繰返周波数100 kHz)をラインナップした。

MATRIXグリーンモデルは、太陽電池、半導体、医療デバイスなど、さらなるコストパフォーマンスが重要視されるマーケット向けに投入された。この新モデルは、マーケットニーズに合わせた低コストを実現しながら、独自のセミロボテック生産技術PermAlignTM注1)やAAATM(アルミニウムフリー)ダイオードを採用することで高い信頼性を維持する。長期メンテナンスフリーをコンセプトとし、基本保証は18ヶ月(10,000時間)である。

性能面では、高出力安定性(<2%)、低ノイズ(典型値<2% rms)、優れたビーム位置安定性(<15 μrad/℃)やビーム質(M2<1.3)などを備えている。また、高繰返し動作時においても高いピーク出力と短パルスを発揮し、熱影響を回避した高い加工品質を実現する。さらに、低繰返し動作モデルも同時にラインナップされ、レーザ加工装置のコンセプトに合わせた幅広いパフォーマンスを提供する。

MATRIX 532は、スループットあたりの単位コストが追求されているアプリケーション向けに投入され、代表的な例として、薄膜ソーラーセルのP2, P3パターニングや半導体材料のダイシング/スクライビング/トリミング、またポリマーの切断/穴あけ等が挙げられる。また、IDカード、ソーラーセル、シリコンウェハ、LCD、FPD、ハードディスク、チップデバイス等、幅広い材料への高速マーキング全般にも適している。

主な仕様
  • 波長: 532 nm
  • 平均出力: 8W @ 100 kHz、パルス発振
  • パルス幅:<35 ns @100 kHz
  • パルス間安定性:<2 %rms
  • 空間モード:TEM00
アプリケーション
  • ソーラーセル薄膜パターニング
  • 半導体デバイス加工
  • 各種マーキング
特長
  • 小型設計
  • 高性能、長寿命
  • RoHS規制適合品
  • 製品保証:18ヶ月 (10,000時間)

注1)PermAlign: クリーンルーム内で、ロボットを用いてプレート上に正確に光学部品を直接ハンダ付けする技術。

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掲載日2009年6月16日