コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ:NASDAQ上場)は、産業用大出力全固体パルスレーザMambaTMシリーズにグリーンモデルMamba Green (波長:532 nm、平均出力: 325W @ 10 kHz、パルス発振)をラインナップした。
Mamba Greenは繰返し10 kHz時、325Wの高出力グリーン光を発振する全固体レーザで、SHGクリスタルシフターやフィールド交換可能なゲインモジュール(期待寿命:25,000時間以上)を採用していることが特長である。さらに、シングルショットやバーストモードでの出力安定化や、ファーストパルスを制御するパルスオンデマンド機能により、高いスループットと柔軟性を実現する。
Mamba Greenは、切断、穴あけ、パターニングなど、幅広い用途に理想的な光源である。穴あけ加工の一例として、800 μm厚のアルミニウムに0.25 mm径の穴を1分間に1000穴あけるなどの高速加工が可能である。また、ディスプレイ製造工程における低温ポリシリコン(LTPS)の結晶化や、IGBT/CMOSデバイスの活性化、CMOSセンサーのアニーリング等、多様な半導体プロセス応用にも有用である。
主な仕様- 波長: 532 nm
- 平均出力: >325W @ 10 kHz パルス発振
- パルス幅:<90 ns @10 kHz
- パルス間安定性:<1.5 %rms (1σ)
- 微細加工(切断、穴あけ、パターニング 等)
- レーザアニーリング
- 自社製新設計PulseLifeTMダイオード搭載
- ゲインモジュールのフィールド交換可能
- 良質な空間モード特性 (マルチモード)
- PermAlignTM注1)技術によるアライメントフリー設計
- 任意のバーストオペレーションが可能
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掲載日2009年8月25日