コヒレント社（米国カルフォルニア州サンタクララ：NASDAQ上場）は、パワーメータ無しでレーザのパワーを計測できる新型パワーセンサーPowerMax^TMUSB/RSをリリースした。

の新型パワーセンサーは、最新の微細化技術を駆使し、コヒレント社の高機能パワーメータLabMax^TMに内蔵されている信号処理や、パワー計測用電子部品をUSB2.0やRS-232のケーブルコネクターに内蔵し、PCに接続するだけで測定ができるプラグ&プレイ型センサーである。従来のパワーメータ＆センサーの組合せ以上のパフォーマンスを発揮するだけでなく、センサーとは別にメータを用意する必要がないので、コストとスペースを大幅に削減できる。

PowerMax 用に用意されたPC用ソフトウェアは、パワー測定値、ログデータ、統計データを簡単に取得できるインターフェースを備えている。また、ユーザにパワーメータをコントロールするホストインターフェースコマンドを提供しているので、ユーザ自身でソフトウェアを構築することもできる。

PowerMax USB/RSは、従来のサーマルセンサーに加え、新型のフォトダイオードベースのセンサーもラインナップしている。これにより10 μWから150 Wまでのパワーレンジで、Deep-UVからIRまでの波長域(190 nm to 11μm)をカバーし、高精度なパワー測定を実現する。

PowerMax USB/RSは、レーザシステムにパワー計測器を組込むOEMユーザや、フィールドにPCを携帯するサービスエンジニア、レーザのバーンインや長期信頼性試験を行うテストベンチのオペレーターなど、幅広いユーザに最適なセンサーである。加えて、PCから実験データを取得する研究用途にも有用である。

• メータレス
• 波長範囲：190 nm〜11μm
• パワーレンジ：10 μW〜150W