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micro21 Series ミクロHPLCシステム

環境への配慮や省溶媒への関心からHPLCのダウンサイジングが求められています。また微量物質の高感度測定やLC/MSシステムにおける溶出液のMSへの全量導入に対する要求があります。これらの要望に応えて日本分光はmicro21型ミクロHPLCシステムを開発いたしました。

■特長
  • デッドボリュームを排除した一体型システム設計
    分離成分の流路移動による拡散によって分離効率が低下するのを防ぐためポンプ、デガッサ、ミキサ、オーブンの一体型システムを採用しました。

  • MSの送液システムとして最適
    μL/minオーダーのグラジェント溶出法が可能なことから、カラムからの溶出液をスプリットすることなく全量をMSに導入可能です。

  • コントローラ内蔵
    本体にはコントローラを内蔵しグラジェントからカラムオーブンまで制御することができます。
    また、HSS・BORWINソフトによりPCから制御・データ処理も行えます。


Micro21LC型 ミクロポンプユニット
  • 低脈流高流量精度の送液を実現
    少容量のポンプヘッド、小口径のプランジャ、脈流補正機構によりμL/minオーダーの精密な送液を実現しました。この結果ミクロHPLCの領域(μL/minの流量域)での測定に際して通常のHPLCと同等の保持時間や面積値の精度が得られます。

  • 2ポンプ高圧混合による高精度グラジェントが可能
    1μL/minからの高圧混合グラジェントを実現しました。ミキサ部はダイナミックミキサ方式により混合効率を高め、チャンバー容量は標準で20μLです。

  • 少容量デガッサを採用
    新素材のテフロンAFを使用することにより脱気効率が向上しました。これにより145μLの少容量で従来なみの脱気効率が得られ、溶媒置換の短縮化を可能としました。

  • 高精度のカラム温度コントロールが可能
    ミクロカラムの温度コントロールに最適なブロックヒーター式カラムオーブンを開発しました。±0.1℃での温度制御を行います。再現性の良い保持時間やピークが得られます。

■仕様

  • ポンプ部

    流量設定範囲
    :0.1〜300μL/min(0.1μL/minステップ)
    流量正確さ :設定値の±4%または±0.08μL/minのうち大きい方
    流量精密さ :RSD0.8%以下
    グラジェント組成比設定 :0〜100%(0.1%ステップ)
    グラジェント組成正確さ :±3.0%

  • デガッサ部

    流路数 :4
    内容量 :1流路あたり約145μL

  • ミキサ部

    溶媒混合方式 :スターラバー強制回転による混合

  • カラムオーブン部

    温度制御範囲 :[室温-15℃]〜65℃
    温度設定範囲 :4〜65℃(0.1℃ステップ)
    温度制御精密さ :±0.1℃(ただし設定温度40℃)


micro21AS-01型 ミクロオートサンプラ
  • 低拡散のオートサンプラを採用
    ミクロLCに最適化したインジェクションバルブを用いることにより、注入時の試料成分の拡散を低減し、ピークのブロードニングによる分離効率の低下を防ぎます。

  • タイムインジェクションモードによるデッドボリュームの低減
    タイムインジェクションモードを用いると、試料ループ中の必要な試料溶液が注入されたあと流路を切り換えて試料ループ中を移動相が通過しないようにします。これによりデッドボリュームに相当する時間を短縮することができます。

  • 多検体の測定に対応
    96または384穴のマイクロプレートを2枚使用することにより192検体または768検体の連続測定が可能です。

■仕様

試料注入方式
:注入量可変注入方式(全量注入方式、サンプルロスなし)タイムインジェクション、ループインジェクション
計量方法 :計量ポンプによる計量
試料注入量 :0.1〜100μL(0.1μLステップ)
試料検体数 :120(標準、2.0mLビン)、224(300または200μLビン)、96×2または384×2(96または384穴マイクロプレート2枚)
注入精度 RSD(相対標準偏差):0.3%以下(10〜100μL)、1.0%以下(1.1〜9.9μL)、5.0%以下(1.0μL以下)
コンタミネーション :0.01%以下


Micro21Column キャピラリーカラム
  • ミクロHPLCに最適なカラムを開発
    カラム内径0.32mm、長さ150mmまたは250mmのタイプを用意しています。各カラムのジャケットはカラムオーブンに収納しやすく、また取扱いやすいように四角柱となっています。結合基(C18またはC8)やポアサイズの異なる逆相系カラムを用意しました。
カラム名
サイズ(内径×長さ)
ポアサイズ

micro21   CrestC18S/L   0.32mm×150mm(S)/250mm(L)  
100Å

micro21   C18S/L   0.32mm×150mm(S)/250mm(L)  
140Å

micro21   C18-300S/L   0.32mm×150mm(S)/250mm(L)  
300Å

micro21   C8-300S/L   0.32mm×150mm(S)/250mm(L)  
300Å



micro21UV型 ミクロ紫外可視検出器
  • ミクロHPLCに最適なUV検出器
    定評のあるHPLC用UV検出器の光学系を用い、これに高性能キャピラリセルを設置して安定したデータの取得を実現しました。

  • 紫外可視検出器用キャピラリセル
    低拡散、低ノイズ、低ドリフト、高感度を実現するキャピラリセルです。セルボリュームが16nL(内径50μm)と35nL(内径75μm)の2種類があります。

■仕様

波長範囲 micro21UV-01:190〜600nm(D2ランプ)
micro21UV-02:190〜900nm(D2ランプ+Wランプ)
スペクトルバンド幅 8nm
ノイズレベル ±0.3×10-4ABU
ドリフト ±1.5×10-3ABU
フローセル 光路長8mm(有効光路長:約1mm)、セル容量:16nL