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レーザラマン分光光度計

レーザラマン分光光度計は、物質に励起光であるレーザ光を照射し、そこから散乱される物質特有のラマン散乱光を測定する装置です。特別な前処理やサンプリングを必要とせず、非破壊で測定することができます。また、温度や圧力、その他の条件を変化させながら測定することもできます。測定されたデータから分子種、原子団の種類、結晶構造に関する情報を、レーザの偏光を利用して結晶軸、結晶面、分子配向の情報を得ることができます。また、レーザ光を励起光として使用するため、顕微鏡と組み合わせることによりμm単位のサンプル領域を測定することができます。半導体分野では、Siデバイスの微小領域でのストレスの評価やDLC膜の品質管理、あるいはウェハー上の異物の分析などに使われています。

ラマン分光法の特長
  • 非破壊分析およびin-situ(その場)での分析が可能です
    測定はレーザ光を直接、試料の分析部に照射すればよく、特別の前処理やサンプリングは必要ありません。例えば、ガラス容器中の気体、液体などはガラス容器を破壊する事なく分析可能です。試料を他の分析にもう一度使う事もできます。さらに、温度や圧力その他の条件を変化させながらin-situの分析もできます。

  • 常圧下で測定できます
    高真空を必要とする他の分析と比較して、空気中常圧下で分析できる点も有利です。また、他の方法では分析が難しい液体(例えば緩衝液など)中でしか存在しないものでも測定できます。

  • 水溶液が測定できます
    赤外分光法では水溶液の測定は水による強い吸収で困難ですが、ラマン分光法ではその影響が少なく、測定可能です。セルも可視光を通すものであればどんなものでも使用でき、赤外分光法のように赤外光を透過するセルを使う必要はありません。

  • 低波数(遠赤外領域)での測定ができます
    赤外分光法では400cm-1以下の低波数測定には特別の装置が必要ですが、ラマン分光法では4000〜数cm-1を1台の装置で測定できます。

  • 微小分析ができます
    レーザ光は小さいスポットに(50μm程度まで)絞って照射できるために試料中の特定の場所の分析が可能です。顕微ラマンシステムを使うと、レーザ・ビームを1μm程度まで絞って照射でき、試料も顕微鏡下で拡大して観測できます。

レーザラマン分光光度計

NRS-3000シリーズ シングルモノクロメータ顕微ラマン分光光度計
NRS-2100型 トリプルモノクロメータラマン分光光度計
NR-1800型  高分解能・低迷光トリプルモノクロメータラマン分光光度計