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ライフサイエンスOEM装置向け、多波長一体型レーザエンジンをリリース

OBIS CellXシリーズ

コヒレント社(米国カルフォルニア州サンタクララ)は、2017年1月31日、単一のモジュールから、最大4つの異なる波長が得られる柔軟性の高いレーザライトエンジン、OBIS CellXシリーズをリリースした。 この新製品により、フローサイトメーターのような複数の波長を用いるライフサイエンス機器への組み込みに費やす手間や総コストを低減することが可能となる。OBIS CellXは、レーザ本体とコントローラ部、ビーム調整のための光学系をすべて1つのパッケージ内に内蔵し、一体化することで小型化を実現している。また1つの共通したコントローラボードや電源、RS232/USB接続、単一のI/Oコネクタを装備している。さらに波長ごとに、単独でビームのポインティングとフォーカスが可能になり、その柔軟性と実用性が向上した。なお特定の装置において、TEM00の出力をニーズに応じて調整したり、ビームの位置合わせをすることも可能である。

OBIS CellXは、コヒレントの豊富な導入実績を誇るOBISシリーズの技術をベースに設計されたライトエンジンである。波長405 nm、488 nm、640 nmを組み合わせた3チャンネルバージョンと、先の3波長に561 nmを加えた4チャンネルバージョンの2つの標準的な組み合わせを提供している。特にビームパラメータはフローサイトメーターなどに最適な設定になっており、波長ごとにセルソーティングやセル分析などに最適な50 mW、または100 mWの出力から選択できる。またフローサイトメトリーで必要とされている楕円形のスポットにビームを変換させるアクセサリー(特許出願中)が使用可能である。さらには、フローセルに合わせて、ユーザー自身で、CellXの調整機能を用いて確実にストライプパターンを形成することができる。

OBIS CellXは、複数のレーザを装置に組み込むニーズに向けて製品化された。そのため、設備投資やビームデリバリーのコストや開発にかかる時間が、この完成されたモジュールを採用することにより低減できる。またカスタムのビーム成形の仕様や別の波長での構成も複数のユニットを注文する場合、対応が可能である。

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掲載日2017年2月2日