ユーザーデータ取扱に関するサポート
ユーザーデータベースの取扱に関するサポートを次の様に充実しました。
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化合物ファイル中のユーザーデータに関する情報
- MALT化合物ファイル(mcf)には検索した化合物の熱力学情報は含まれていない。その代わり、ユーザーデータベースの登録番号が用いられ、検索された化合物の同定が行われる。同じ情報が「データ変換」を構築するときにも用いられます。
- この化合物ファイルの利用は、メインのデータベースとユーザーデータから選ばれた特定の化合物セットをフレキシブルに用いることを可能にする。
- しかしながら、ユーザーデータファイルを編集した場合(変換の有無にかかわらず)、その情報を化合物ファイルの情報を更新することは従来は出来なかった。このため、化合物ファイルあるいは「データ変換」した 情報を再構築することが面倒でした。.
- MALT化合物ファイルの読み込みにおける取り扱い方法の改善
- 検索手続きでの改善:
- MALTシステムが、化合物ファイルに化合物を格納した後に、ユーザーデータベースが
変更されていると認識した場合には、格納されている登録番号で検索を試みる。
新しいユーザーデータベースから検索した化合物名が化合物ファイルに格納されている
化合物名と同じかどうかを調べる。
- 同じであれば、その登録番号を用いる。
- 同じでなければ、化合物ファイルに格納されている化合物名と状態から、新しいユーザーデータベースを用いて化合物を検索する。もし、対応する化合物がなければ、未決定、未発見という現状情報が与えられる。複数の候補がある場合には、可能な候補を置換候補として全て保存する。
- 置換作業が成功裏に終了した場合
古い登録番号が問題なく全て編集・置換した後のユーザーデータベースの登録番号に変換された場合には、次に続く手続きが通常の化合汚物ファイルの読み込み作業と同じように続けられる。
このような事例は、ユーザーデータベースの変更が数があまり多くない場合に相当するであろう。
- 候補リスト中での置換の確認作業
ユーザーデータベース中の化合物が適切に現在のユーザーデータベース中のものと置換出来ない場合、集積した情報を元に確認作業が必要となる。
この作業は、次の 「ユーザーデータベース中化合物の確認」フォームを用いて行う。

この例では次のことを示している。:
- この化合物ファイルは古いMALTシステムで作成された。
- 従って、メインのデータベース中の化合物は自動的に新しい情報に置き換えられる。.
- このファイルには、 nextdata.udb から検索された化合物が格納されているが、このユーザーデータベースは指定されたフォールダーには存在しない。
- 同じ名前で異なるにフォルダーに存在するユーザーデータベースが使うべきユーザーデータベースとして選択された。
- 新たな検索手続きによって次のことが明らかになった。
- 1化合物が新たなユーザーデータベースで失われている。
- 2化合物が同じ名前、状態をもつ複数の候補を示している。
- 確認後に推奨されること:
- 化合物ファイルの別名での保存
確認が行われた場合には、かご央物ファイルを別名で保存することが推奨される、
確認作業がなく場合でも、化合物ファイルが古いMALTシステムで作成されたものであれば、異なる名前でホア温時手置くことが望ましい。
- ユーザーデータベースの再確認
以前に検索した化合物と比較して欠落があることが分かったユーザーデータベースは、編集し直し、現在のメインデータベースと当該訂正後のユーザーデータベースを用いて化合物ファイルを再構築することが望ましい。
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ユーザーデータベースからの全データの読み込み
- この機能によって、ユーザーデータベースにどのような化合物が格納されているかを確認することが出来るようになった。化合物表として検索されるので、通常の編集機構を適用することができる。ただし、編集以外の機能は使えない。他の機能を使うためには、化合物ファイルを一度クリアして、検索から再開する。
- エラーメッセージの改善:ユーザーファイルのデータベースへの変換時
エラーがユーザーファイルのどこで起こったかを示すように改善された。
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