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作図例 : pO2(g)=0.1 気圧における Ca-B-O 系の化学ポテンシャル図
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記述
Ca-B-O 系の化学ポテンシャル図
- 図
(1){log a(Ca)-log a(B)}-T プロットによる2次元化学ポテンシャル図
通常の状態図のように一つの安定相は温度の関数として表示されるので、ある化合物は状態を変化させる相変態を示す。
このような複数の状態異なる方法で陽に示すため、CHDではそれぞれの色、ペイントスタイルを選択する機能を設けている。

(2) 各状態の分離を施さない場合
各状態の分離にチェックを入れないと、固体あるいは固体と液体の化合物は一つの化学種として以下に示すように表現される。

- MALTでは気相は常に別の化合物として登録されているので、図でも常に別の相として現れる。
- 分離した図と比較すると、状態と状態の間で化合物の安定域の形が大きくことなっていることがわかる。分離しない方法では、各安定域は凸面体として安定域の確定が行われるので、細かい出入りが無視されている。このために、各状態の分離オプションは、常にオンにしておくことが推奨される。
- 各化合物データがいくつの状態を含んでいるかは、MALTの化合物表の状態と温度領域の間に標記されている。
-
記述
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詳細
- 化学ポテンシャル図を構築する多面体法は、各化合物/化学種は一つの状態を持つことを前提にしている。
- 多くの場合、この仮定は問題なく適用できる。
- しかしながら、温度変化を対象とするときには必ずしも良い仮定とはならない。
- 特に、MALTデータベースで液体状態を含めている場合がある。
- そこで、CHDは, このような異なる複数の状態を表示するか否かのオプションをもうけることにした。この選択は、以下に示すように、CHC オプションの一般設定ページおよび作図条件の設定の中の次元変数の設定(温度)で行える。
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記述
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[System] MALT |
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化合物の検索
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MALT |
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ツール > CHD |
CHD パラメータとして "/md" を指定 |
- CHD は最初のタスクとして "Malt ダイレクト" を実行
- 水溶液系ではない場合には、298 Kの化学ポテンシャル図を構築するように規定の設定がなされている。
- 本図を構築するためには、各状態の分離に関するオプションを選択する必要がある。
- 最後のオプション:各状態の分離に、チェックを入れる。
- 各状態は図の中で確認することができる。
状態番号が低温から 5.1, 5.2 (ここに 5 は検索され転送された化合物表の化合物番号)のように表示される。