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作図例: Ca-B-O 系 T=1500 K での活量線図
関連図7a
説明
作図詳細
Ca-B-O 系の化学ポテンシャル図の活量線図は、通常の図(ここでは例7a)を構築した後で断面の情報を選択することで作図する。
- 図
(1) {log a(Ca)-log a(B)}-T プロットの2次元エリンガム図を最初に構築する。 関連図7a参照
(2)各気相化学種の分圧を示す活量線図は、断面の条件(ここでは1500 K)を指定することによって構築される。
- 第2の図表示フォーム中の活量線図
図 7b. Ca-B-O 系 1500 K での活量線図.
- 主フォーム上の断面操作後の化学ポテンシャル図
図 7b-2. Ca-B-O 系 1500 K での断面操作後の化学ポテンシャル図
- 断面操作
図 7b-3. 断面値の操作とメインの化学ポテンシャル図および活量線図における連動した変化
-
説明
関連図
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作図詳細
- 固体物質上の分圧は正確に与えられているものの、液体上の蒸気圧は仮の値と見ました方がよい。なぜならMALTでは液体混合物の取り扱いはしていないので、ここでは液体状態はここの組成が一定の化合物として存在すると仮定しているからである。明らかに粗い近似である。
- それでも、これらの蒸気圧が例えば温度にどのように依存するかを見るには便利である。
- 元の化学ポテンシャル図が、分圧の値を1以外の値に指定されているときには、活量線図を見るときに注意が必要である。分圧の最大値がその指定値によって限られてしまうからである。
-
作図詳細
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説明
関連図7a の作図詳細に従う。
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実行 > 断面 |
作図条件の設定フォーム の 一断面 ページ が表れる。
温度を選択し、1500 K を指定する。
- 時々、縦軸が十分な高さを持たずに表示されることがある。このような場合、縦軸の高さは
図 > 表示モード > 位置 を選択することによって、調整することができる。
- 活量線図は別のフォームに表示されるので、図操作の焦点を別フォームの表示パネル上でクリックすることによって、活量線図が図示されているフォームに移すことが必要となる。このように別のフォームに焦点が移った場合には、図の左上隅に赤いマークが現在有効な操作モードとともに表示される。上図を参照のこと。
- このような指定を行った後、CHD メインフォーム上の図中ではなくツールバーにクリックすると現在焦点のある図の操作を行うことができる。
- 断面値の走査は、次のメニュで行う。
実行 > 断面走査
- あるいは、
作図条件の設定フォームで、断面走査のチェックボックスにチェックを入れる。
- するとスウィング値の設定 フォームが表れる。
- スウィング値が変更するたびに、別フォーム上の活量線図が変更され、主たる化学ポテンシャル図上では、断面を表す線が選択された断面値に応じて、その位置を変更する。