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作図例 : Fe-S-O-H-e-系プールベ線図
作図例
CHDマニュアル
CHDダイアローグ
CHDコマンド
記述
詳細
Fe-S-O-H-e- 系の化学ポテンシャル図
図
(1)
p
H-
E
/V-{log a(S)-log a(Fe)} プロットで表した擬2次元プールベ線図
擬2次元系ではZ 軸は完全に無視されています。 硫黄(S)を含むが鉄(Fe)は含まない安定な多面体は、網目状の骨格構造(稜)を もつ透明な多面体として取り扱われます。
(2) 正常な3次元プールベ線図
同じ平衡関係が3次元座標の中にプロットされています。 硫黄を含んだ透明な硫黄含有化学種はZ軸の左側に位置していることが示されている。
(3) 3角型3次元プールベ線図
(4) 透明管理下にある擬2次元プールベ線図
SO4-2化学種の透明化が解消され、陽に描画されている。
記述
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詳細
M1-M2-O-H-e- 系に対する3次元プールベ線図を構築するには、第3の座標が必要です。 CHD では対数活量の差 log a(M1) - log a(M2) を採用します。 これはCHDが高温材料科学分野での化学ポテンシャル図利用の促進を図るために 構築されたという経緯があるからです。
他の選択も可能です。 例えば、鉱物関係では、イオン化学種の対数活量を用いるのが普通です。 第3の座標を変えるには、 プロジェクト >
図の選択
と
[作図条件の選択]ダイアログ
に
座標の選択
が用意されています。
3次元プールベ線図を調べるためには、CHDでは次の様な操作方法が用意されています。
断面の形成
実行 >
一断面
回転
図 >
回転
透明化;
ポップアップメニュ:
透明化開始 / 終了
他方、多元素用のプールベ線図はいくつかの対象とする元素M1, M2のなかから、 焦点を当てる元素を選んで構築されてきました。 CHDで、同じ取り扱いをすることは、次の様な手順を採用することで可能です。
最初に熱力学空間の中で関連する平衡関係を集めたグラフを構築します。
3つの座標を用いて、3D プールベ線図を項チックします。
M2 元素を透明にし、M1 元素を対象元素とします。
M1ではなく、M2に関連した多面体を透明にして、図を表示します。
3D プールベ線図が擬2元図として与えられても、 3D図に対するその他の操作は上述したように適用できます。
詳細
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記述
[化学系] MALT
化合物取得
<Fe,S,O,H> 系を水溶液化学種付きで選択
MALT
ツール > CHD
CHD パラメータを "/md"
CHDは最初の仕事として "Malt ダイレクト" を実行
水溶液系では, 298Kでプールベ線図を構築する既定値の設定が施される。
自動的に計算を実行する。
既定の条件下で図が構築され、直ちに表示される。
図 >
範囲
図6a (1) は座標の範囲を変更してから得られる。
pH と E/V は範囲を狭めて、コンパクトにした。
log a(S) - log a(Fe)の変更は、右上隅に生じる不必要な線を消すために行った。
図 >
回転
デフォルト 1XY_z ボタンをクリックする
デフォルトボタンをクリックすると、メッセージは次の設定値に変更される。
行列の値はデフォルト 1XY_zに設定されている。
図6a (2) が得られる。
デフォルト 3x_Y_z
行列の値はデフォルト 3x_Y_z 用に設定されている。
図6a (3) が得られる。
透明化の調整
図6a (1) から出発します。
マウスを索引に移動し、その上で右クリックします。
ポップアップメニュ:
索引:化合物
がマウスの近くに表れる。
透明化開始
をクリックする。
その結果、図表示モードが
タッチモード
に切り替わる。
索引の中をマウスが動くたびに、指し示された化学種の名前がメインの 表示パネル下部の表示バーに示される。
一つの化学種/化合物衲衣でクリックすると、その化学種の多面体の透明性が変更される。通常に色塗りで表示されていれば、透明になり、透明であれば、色塗りされる。
索引の中では、透明化されている化合物は、白色で表されている。