コマンドボックス

menu Tool > Command Box
ShortcutKey Ctrl B

CommandBoxメニューはCommandBoxをgemのその他のウィンドウズより常に上に表示します。

CommandBoxではコマンドライン入力によりCasesにおける各初期値を指定することができます。

♦ コマンドの下線部分はプロンプトフォームで使用可能です。
コマンド 説明
L Lock (Main Formがアクティブな時でも打鍵入力はCommandBoxに送られます)
これはCasesシートを見ながらCommandBoxから打鍵して値を入力するのに便利です。
U UnLock (Lock状態を解除します)
G Gibbs モードによる計算
A Helmholtz モードによる計算
NT,n Cases全回数をnにします。
OUT,n 全Casesにおいてn番目の化合物を考慮対象外(out)にします。
n, OUT 全Casesにおいてn番目の化合物を考慮対象外(out)にします。
T,t 現在指定されているCaseとPlatFormの温度を t(K) に設定します。
T,t,step*1 全Casesにおける温度を初期値 t(K) 増分:step で設定します(下記参照)。
P,p 現在指定されているCaseとPlatFormの圧力を p(atm) に設定します。
P,p,step*1 全Casesにおける圧力を初期値 p(atm) 増分:step で設定します(下記参照)。
V,v 現在指定されているCaseとPlatFormの体積を v(litre) に設定します。
V,v,step*1 全Casesにおける体積を初期値 v(litre) 増分:step で設定します(下記参照)。
n1,n2 現在指定されているCaseとPlatFormにおいてn1番目の化合物のモル数を n2(mol) に設定します。
n1,n2,step*1 全Casesにおけるn1番目の化合物のモル数を初期値 n2(mol) 増分:step で設定します(下記参照)。
n,PPp 現在指定されているCaseとPlatFormにおいてn番目の化合物(GAS)の分圧を p(atm) に設定します。
この設定は達成されない場合もあります。下記*3を参照。
n,PPp,step*1 全Casesにおけるn番目の化合物(GAS)の分圧を初期値 p(atm) 増分:step で設定します(下記参照)。
たとえば 3,PP0.1,@0.1 と入力してみて下さい。(PPと0.1の間にスペースは入れられません)
この設定は達成されない場合もあります。下記*3を参照。
n,AAa 現在指定されているCaseとPlatFormにおいてn番目の化合物(Aqueous solute)のActivity (Molality)を aに設定します
(AAとaの間にスペースは入れられません)。1=<a<=1E-14の範囲で設定可能です。
この設定は達成されない場合もあります。下記*3を参照。
n,AAa,step*1 全Casesにおけるn番目の化合物(Aqueous solute)のActivity (Molality)を初期値 a 増分:step で設定します(下記参照)。
たとえばH+についてAA1E-10,@10とすれば、-loga(H+) が10から一桁ずつづれて、9, 8, 7と変化したときの計算を指定できます
(AAと1E-10の間にスペースは入れられません)。1=<a<=1E-14の範囲で設定可能です。
この設定は達成されない場合もあります。下記*3を参照。
AC Results, Activity およびMonitorグリッドの固定域以外のセルをクリアー(空白)します。
CL,n n番目の化合物の初期設定をクリアーします。
CP,n,PhaseName*2 n番目の化合物(GAS、Aqueous以外)の相の名前を PhaseName (文字列) に変更します。
Q プログラムを終了します。

*1 step は通常増分として指定します。 [Tn+1=Tn+step], しかしstep が 文字 @ で始められていると乗数としての指定になります。 [Tn+1=Tn*step] 以下の二つのコマンドを試して見て下さい。 T,1000,10 and T,1000,@1.1 他のコマンドでの step も同様に両方の指定が可能です。
*2 PhaseName は 'Gas' または'Aqueous'であってはなりません。もしPhaseNameが'Condensed'で始まっているとこの相は凝縮相とみなされてその後 凝縮相として計算されます。それ以外の場合は理想混合相の名前と解釈され同じ相名をもつほかの化合物と理想溶液をなすものとして 計算されます。ここでのPhaseNameには空白文字を含めることができませんのでご注意下さい。またプログラムは 大文字、小文字の区別はしていません。
*3 計算後、計算ログ (プラットフォーム / Engine Monitor シート-->H) を確認して下さい。