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作図例: 非化学ポテンシャル変数(1b)
作図例
CHDメニュ
CHDダイアローグ
CHDコマンド
Mn-O系の化学ポテンシャル図
3次元多面体図
μ
(Mn)-
μ
(O)-1/
T
プロット
作図例の記述
: 非化学ポテンシャル変数 (1b)
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Mn-O 系には、Mn金属, MnO, Mn
3
O
4
, Mn
2
O
3
, MO
2
が安定相として存在します。 この図では、O
2
(g), および Mn(g) も安定ガス相として含めています。
O
2
(g)面と
μ
(Mn)/
RT
=-300 を示す枠の面とで構成する線は、温度が上昇すると (換言すれば温度の逆数, 1/
T
,が減少すれば)
μ
(O)/
RT
が 減少することを示しています。同様に、
μ
(Mn)/
RT
の減少が
μ
(O)/
RT
の枠の面との切片で表されています。
化学ポテンシャルを
RT
iで割った値はエンタルピーとエントロピーと次の関係が あります。
μ
(O)/
RT
= (
h/R
)(1/
T
)
- s/R
この図では、エンタルピー項,
h/R,
は対象とする面の勾配で表され、 エントロピー項は
1/T
=0における切片で表されます。
h
と
s
の値は元素であれば常に正なので、
μ
(O)/
RT
は常に温度の上昇とともに減少します。
Mn と Mn(g) の境界線は蒸発温度を示します。
Mn = Mn(g)
MnO
2
, Mn
2
O
3
, O
2
(g) の3相共存点は、 MnO
2
が還元されて Mn
2
O
3
になったことを示しています。 次の化学反応に対応します。
MnO
2
= 0.5 Mn
2
O
3
+ 0.25 O
2
(g)
MnO
2
の面は 1/
T
軸に対してマイナスの勾配を持っています。 これは、 MnO
2
の生成エンタルピー変化が負であることに対応しています。
詳細手続き
: 非化学ポテンシャル変数(1b)の作図手続き
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[化学系] MALT
化合物検索
<Mn,O> 系の検索
プロジェクト >
化学系
[系の指定] ダイアローグ
[化合物選定]
頁
一括指定方法
x
全ての凝縮相
x
個々の気相化学種
o
気体混合物
注意:
x
チェックあり ;
o
チェックなし.
プロジェクト >
図の選択
[作図条件の設定] ダイアローグ
(1) 次元数の指定
頁
温度
o
固定
x
固定せず
圧力
x
1 気圧に固定
o 固定せず
実行 >
計算の実行
図 >
回転
[3次元図の回転]
ダイアログ
X-軸
水平 100 => 40
垂直 0 => -15
Z-軸k
水平 -50 => -100
垂直 0 => -15
結果として、次の行列値が得られる。
0.4 0.0 -1.0
-0.15 1.0 -0.2
図 > 表示モード >
位置