データ変換フォーム : 混合相の取り扱い
関連 : MALTダイレクト、
化合物ファイル、
相選択フォーム.
データ変換フォームは現在利用可能な化合物システムに混合相の情報を含めるために編集するためのものです。混合相を含む形で編集されたデータは、MALT関連ソフト(gem あるいは CHD)で利用するのに便利なものです。
このフォーマットでは、化学システムは次の相からなることを想定している:
- 気相 : 理想気相混合相.
MALT データベースでは、 気相化学種はただ一種類の状態として表現されているので、気相混合物中でもちいる場合に状態を指定する必要がない。
- 凝縮相 : 個別化合物
MALT データベースにおいては、複数の状態を含む凝縮相がある。多くの場合、これらの状態は、アルファ、ベータなどの相の名前で記述されている。これらのリストアップされている状態から選ぶことができる。
- 水溶液 :
MALT データベースでは、 水溶液化学種はただ一種類の状態として表現されているので、水溶液で用いる場合に状態を指定する必要がない。
ここで編集した化合物システムは、残りのMALTセッションの間、保存されていて、MALTダイレクトの呼び出しでMALT関連ソフトから利用することができます。
編集した化合物システムは化合物ファイルに保存することができます。将来のMALTセッションで利用可能となります。
(1) 混合相と単一凝縮相に関するラジオグループ
このラジオグループは、対象とする相が混合相か単一凝縮相かをきめるためのものです。
- 対象とする相が混合相か単一凝縮相かを決めるためのものです。
- 混合相が選ばれた時には、次の2点を適切に編集することが必要です。
(2) 選択対象混合相 : 選択はコンボボックスで与えられている気相、水溶液、液相、固相から選びます。
(3) 相の定義名 : 相の名前に対してデフォルト名を常に与えます。この名前を編集することができます。
- 単一凝縮相を選んだ時には、上のフィールドは消えます。
(4) 候補化合物表
- 対象とする相がラジオグループと選択対象混合相の選択で決められると、この相に対する候補となる化合物が高温相の状態(ユーザーデータフォームの高温状態. )の情報から抽出されます。
- 化合物表にはこれらの候補が表示されます。
- この表の中では、常にひとつの化合物にフォーカスがあたり、青い線で表示されます。
- 選択はダブルクリックか 選択・ボタンをおすことで行います選択が行われると、高温相の数がひとつしか無い時には選択された化合物は選択済み化合物表に移動されます。
- 複数の相がある場合には、相選択フォームを用いて選択します。
(5) 選択済み化合物表
- このリストには、対象とされる相に関して選択された化合物を表示されます。
- 高温で複数の状態がある時には、選択された状態は行の最後に表示されています。
<All> 全状態が当該相に含まれます。
<1,2> 第1と第2の状態が含まれます。
- 除外ボタンを押すかこの化合物表の上でダブルクリックすると、現在フォーカスのある化合物の選択がキャンセルされその化合物は候補化合物表に移動されます。
(6) 選択に関連したボタン
対象とする相の化合物を選択するボタンが用意されています。
- 全て : 全候補化合物が移動します。化合物が二つ以上状態が含まれていれば、相選択フォームが現れ移動すべき状態を選択するよう促されます。
- 選択 : 候補化合物表で現在フォーカスのある化合物を選択済み化合物表に移動します。
- 除外 : 選択済み化合物表の現在フォーカスのある化合物を候補化合物表にもどします。
- 全クリア : 全選択化合物をキャンセルして候補化合物表に移動します。
(7) 相に関連したボタン
相を対象としたボタンが用意されています。
- 新相 : 現在対象としている相が保存され新しい相が対象となります。通常固体混合物が既定値としてセットされます。
- 前の相 : 前の相が対象となります。
- 次の相 : 次の相が対象となります。
(8) 保存と既定値に関するボタン
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(1) 凝縮相と単一凝縮相に関するラジオグループ
(2) 選択対象混合相
(3) 相の定義名
(4) 候補化合物表
(5) 選択済み化合物表
(6) 選択に関連したボタン
(7) 相に関連したボタン
(8) 保存と既定値に関するボタン
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